EIR(客員起業家)として活動する事になりました
先日ウノウを退職する事をお伝えしましたが、今後はEIR(客員起業家)として活動することになりました。
EIR(客員起業家)とは
EIR(Entrepreneur in Residence, 客員起業家)とは企業から給料をもらいながら起業準備をするという制度です。
シリコンバレーとかだとよく知られている制度みたいですが、日本だとあまり知らない方も多いのではないのでしょうか。
僕も最初は全然知らなかったのですが、後になってこれがEIRという制度だと分かりました。
EIRについては日本語だとほとんど情報が見つからないのですが、小川浩さんがブログに詳しい情報を書かれているので、そちらを参考にするのがいいと思います。
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僕の場合はP&Aの吉田さんにお世話になりながら起業準備をしています。
なぜEIRか
EIRで起業するメリットは、給料をもらいながら起業準備を進める事で生活の保証が得られる事ではないでしょうか。
即座に売り上げが立つような事業でなければ、当分の間の生活を維持するにはそれなりの資金的な体力が必要になります。
この部分が保証されれば、安心して新しい事業開発に集中する事ができます。
自己資金で起業できるのはベストですが、そこまでの資本金を捻出できるのはなかなか難しいのではないでしょうか。
EIRを利用すればもちろん自分の持ち株数は少なくなりますが、ベンチャーはスピードが命。
貯蓄している間に時期を逃しては意味がありませんし。
これから起業を考えている方はEIRを検討してみるのもいいかもしれません。
不況下での起業はベストタイミング
僕は不況下での起業はベストタイミングではないかと考えています。
不況の時期はどこの企業も新規事業にはなかなか手が出せない。そのため競合が現れにくいのではないかと考えています。
また、人材確保の面でもベンチャーにとって不況は有利ではないでしょうか。
景気のいい時は大企業にいい人材がとられてしまいますから。
実は選択肢が2つあった
退職を決めてから次の進路を決めるのに、実は2ついいお話をいただいていました。
1つはEIRで、もう1つは某ベンチャーに参画するというお話でした。
某ベンチャーさんはまだ社員が1名しかいないできたての会社なのですが、急成長しており将来性が非常に高く、事業自体も僕の興味に非常に近くてやりがいもありました。
正直どちらにするかすごく悩みました。
合理的に考えれば某ベンチャーさんの方が条件的にはいいのは分かりきってましたが、自分でやる選択肢が捨てきれませんでした。
僕もウノウでいろいろと経験してきてベンチャーの厳しさは分かっています。
自分でやればやりがいはあるけど、うまくいく確率は高くないことは分かっていました。
それでも最終的にEIRを選んだのは、悩んでいるのは自分でやりたい気持ちが捨てきれないんだと、自分の気持ちに素直になろうと決めたからでした。
どうせマイナスになることはないんだし、倒れる時は前のめりで。
後になって絶対に後悔するような選択だけはしたくないと思いました。
今後ともよろしくお願いします
今後はP&Aラボの客員起業家として活動してまいります。
今後ともいろいろとよろしくお願いいたします。